| 2008年度 (社)高崎青年会議所 教育委員会 |
| 近年、教育改革が叫ばれ、学校教育改革や教育基本法の改正が進められています。しかし、生まれてきた子供はいきなり、幼稚園や小学校に通うのではありません。 幼児期は家族と共に家庭で育ちます。また通学するようになっても、学校が終わると家に帰り1日の大半を家族と過ごします。つまり、子供にとって、人生で初めての教師は親や兄弟を含めた家族なのです。 子供の価値観は学校教育で養われるのでなく、家庭教育によって養われるのであり、家族が何を伝えるかということが子供の人生の資質を決定する重要な要素であることを理解しなければなりません。 子供たちの道徳心や公共心の低下が憂慮されますが、その背景には家庭で躾ができなくなっている事実、また我が子の教育に対して関心度の薄い家庭が増加している事実があるのです。 子供たちをしっかりと育てていくためには、学校と地域社会と家庭という三者の連携を密にする必要があります。ところが、現実には「地域社会との連携」や「家庭教育の重要性」についての認識がなく、子供の教育は学校に丸投げになっています。 人の命を大切にできない人、弱者を大切にしない人が増えているのは、家族の絆、地域社会における家族間の絆が弱まっているからです。教育というのは親世代から子世代に受け継がれるものであり、地域社会が果たさなければならない役割の一つです。知的エリートとしての教育も大切ですが、社会への貢献を美徳とする人間を育てることを忘れてはなりません。 「美しい・都市」を創るためには、公益を大切にする「美しい心」の涵養が不可欠です。私たちは、教育における家庭や地域社会の現場に入り、子供たちに人としての誇りが芽生える教育をしていきます。 |