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理事長所信
基本理念
私達の運動は社会への大いなる挑戦である。
変わること、変えることを恐れずに、 真摯に率先して大胆に行動しよう。 「面白きことなき世を面白く」 自分が何を得られるかではなく、 社会に対して何がやれるか考えよう 基本方針
スローガン
構想力・未来を描け!
所信
JC運動とは社会への大いなる挑戦である。
青年会議所は「明るい豊かな社会を築きあげる」という、全人類が目指すべき到達することのない永遠の目標を掲げています。この目標にゴールはありません。なぜなら、到達しそうになったところで私達自身が更なる高みを目指すことで自らそのゴールを遠のかせるからです。青年会議所活動とは、まさにその永遠ともいえる人類のゴールに向かって、具体的に活動できる場といえるでしょう。だからこそJAYCEEは常に積極的に挑戦するのです。 1949年に祖国日本の復興を目指し青年会議所の灯が点き始めてから60年に渡り、日本社会を明るく照らし続けてきました。なぜ、こんなにも長い間、その灯が消えることなく日本各地に数を増やし、輝き続けることができたのでしょうか?チャールズ・ダーウィンは著書の「種の起源」において「強い者が生き残るのではなく、賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは変化に適応できる者である」と説いています。同様に青年会議所も日本に誕生してから60年間に渡り、その時代の変化に適応した運動展開をしてきたからこそ、日本社会の中で一定の地位を確立しながら生き続けているのだと思います。青年会議所運動とは自分達の考えを固持することではなく、柔軟に社会にとって最適な手法を行うことではないでしょうか。それには私達は常に「変革の能動者」であり続けなければなりません。 「人間社会の歴史において、永遠というものは皆無に近い。団体、会社、そして自分が住む村、町、県、そして国でさえ、いつかはなくなり、滅びることがある。しかし、そこに人が住んでいる限り地域という概念は永遠である」。「Think Globally Act Locally」私達は高崎青年会議所メンバーであると同時に高崎市民であり、運動展開するのは高崎という地域だということを忘れてはなりません。 高崎市とは自分のことである 今、国のあり方として地方分権が叫ばれる中、私達JAYCEEが地域のリーダーとして取り組むべき課題は市民主権に基づく様々な手法による市民参画運動の展開であります。それには、地域やそこに暮らす市民のためを思い、青年会議所メンバーが自信と誇りに満ちた活動を率先して行うことです。 また、市民主権を考えるときに「高崎市」とは誰なのか?市長でも議員でも行政職員でもない、ここに生活する地域住民が主役であるという共通意識を持たなければなりません。なぜなら、どれだけ行政が市民主権型の地域政策を押し進めようとも主役たる市民にその意識がなければ、真の民主主義に基づいた市民主権型政策は成り立たないからです。 青年会議所の役割は市民目線による積極的かつ継続的な市民主体の運動展開であり、また 市民討議会、タウンミーティング、市政フォーラム等、今まで青年会議所活動により培ってきた経験とネットワークを駆使して様々な運動を提案していくことが真の市民主権社会の確立への近道だと信じて運動しなければなりません。 教育を問い直す 教育とは、「人がより良く生き、またそれによって社会が維持・発展するように、人の持つ能力を引き出したり、新たに身につけさせたりする活動」です。個人能力の啓発に特化するだけではなく、人間社会の発展と向上ための教えを身に付けさせるのが真の教育なのです。人づくりや青少年育成、または地域のリーダーを育てる場所と自負する青年会議所にとって、教育に取り組むことは課題の一つというより責務でしょう。学校教育が教育の全てではありません。学校教育で学びとったものを基礎として社会の中で学び続けることが重要なのです。「人間、死ぬまで勉強」というように、私達は教育を受ける権利があり、学び続ける義務があるのです。 教育こそ人間社会を発展させる上でもっとも身近で重要な分野であるはずです。現代社会において学校教育以後の社会人にとっての市民教育という分野の構築が足りないのではないでしょうか。 地域の中で市民が平等に身近に市民教育を得る場所はどこだろうか?その一つは図書館だと考えます。図書館は本を借りるだけの場所ではないはずです。そこに生活する市民にとって最も身近で重要な教育的情報機関でなくてはなりません。図書館にどれだけの情報があるのか?市民に的確に情報提供できているのか?そして、市民がどれだけ活用できているのか?市民教育を考える上で、最も身近で分かりやすい図書館を考察することで市民教育の一つのあり方が見えてくるはずです。 地域文化を担う一員となる 文化を定義する上で「社会組織に共有されている価値観」という考え方があります。この社会組織とは地域、年齢別、血縁、等の広義における人間の集団、共同体のことです。本来、人の価値観というのは多種多様で人の数だけ無限に存在します。その中で過去から現在、そして未来へと幾多の人達が同じ価値観として共有してきたものこそが文化と呼べるのではないでしょうか。歴史の長さや共有してきた人数の多さによって決まるものではありません。重要なのは共有してきた人達がその文化によって心の豊かさを享受できたかなのです。 地域文化を考える上で忘れてならないのは社会生活との密接度です。いかに高尚で素晴しい文化であってもその地域性や風土、そして社会生活を度外視してしまったら根付くことはないからです。地域住民の生活に密接に関係し湧き上がるものこそが地域文化といるでしょう。 また、文化はその地域に暮らす人達が共有する価値観として伝え育むことで魅力を増します。しかし、一つのものに限定し集約しようとするべきではありません。文化は価値観の集合体ゆえに無理にまとめ、押し付けられた瞬間にそれは文化ではなくなります。多種多様の価値観を認めつつ地域や風土に合い社会生活に密接したものを伝え育むことが重要なのです。 高崎の地域性や風土を生かし、社会生活に密着した文化継承のサポートとそれを担う新たな人材の育成こそが青年会議所メンバーにとって一つの使命だと考えます。同時に同じく高崎の地に暮らす一員として積極的に地域文化を伝え育む一員になるべきなのです。 観光の原点を探る 観光の語源は中国の四書五経の中の一つ「易経」の「観国之光、利用賓干王(国の光をみるは、もって王たるの賓によろし)」。その意味は「国の主たる者は領地をくまなく旅をして、領民の暮らしをつぶさに観察しなければならない」ということです。なぜなら、領民が快活に暮らしているのであれば、善政が行われ、国が豊かに輝いているので他国に対して威勢光輝が示すことができるからです。観光という行為はもともと重要な国事行為であったのです。 現代に置き換えれば地域の観光資源によって住民が幸せを享受し誇りを感じていなければその地域には魅力がないものと考えていいのかもしれません。つまり観光とは地域振興としての手法だけではなく、重要な地域政策ではないでしょうか。「明るい豊かなまちづくり」を標榜する青年会議所にとって「地域観光」は重要な課題の一つなのです。観光の「光」の本質は名所、旧跡等の物質ではなく、そこに暮らす人々の「光を観る・魅せる」ことであるはずです。まずは「観光」の概念の見直しと、原点に立ち返りましょう。 私達が住むこの高崎には数多くの魅力ある観光資源があると言われています。しかし、観光となりうるものは文化と同様に市民がその魅力を理解し、生活に密接しながら享受できていなければ、訪れる人々はそこに魅力を感じてくれません。まずは、地域文化同様に風土に合い社会生活に密接した高崎市民が幸せと誇りを感じる「真の観光資源」を青年会議所メンバーが発掘と発信しなければなりません。 我々は公益団体である 明治29年の民法制定以来続いてきた制度が抜本的に変わります。社団法人である私達青年会議所も当然、抜本的な改革が求められます。常に変化してきた社会情勢を考えれば、この制度変革は当然のことであり、変革の能動者を自負する青年会議所として積極的に取り組むことは必然であります。今まで培ってきた組織作りや事業展開を見直すことは大変な労力を要するでしょう。しかし、そのことを負担として捉えるだけでなく青年会議所運動の更なる発展と向上のチャンスと考えるべきだと思います。 そして、私達青年会議所の理念と活動が社会発展のための公益活動であるということを改めて社会に示すことができる大きなチャンスです。私達の先輩が運動展開してきた活動や今後の運動展開する活動は社会公益の何もでもないと自信をもって公益社団法人団体へと移行しようではありませか。 社会環境という新たな試みへの挑戦 私達は高崎地域の青年経済人であります。自身の経営、もしくは所属する会社の発展は地域社会の発展に繋がると考え、仕事も青年会議所活動も手法こそ違えども社会貢献の一つであるという認識のもとに取り組まなければなりません。 同じ理念を共有できるのであれば青年会議所という機会を通して自身が働く会社や一般社会でも通用するような社会環境活動としての取り組みを構築することができるはずです。社会貢献という理念を違わなければより良い手法やアイディアが見つかるはずです。仕事とJC活動をリンクできるような社会環境活動に挑戦してみようではありませんか! 社会に通用する研修を目指して 青年会議所の最大のメリットの一つに自身を磨くことが出来る研修体験があります。しかし、青年会議所の研修事業はただ体験するだけでは何も得られません。研修の目的を理解し、確固たる意思を持たなければ身にならないからです。 全ての研修は青年会議所が掲げる「明るい豊かな社会」の構築という社会貢献に役立つための研修でなくてはなりません。なぜなら、その研修体験によって、メンバー個人の資質が向上することで自身の会社や一般社会で活かす間接的な社会貢献と考えるからです。 ゆえに外部に披露しても通用するようなものでなくてはなりません。JC内だけではなく、広く一般社会にも通用する未来の財産となる研修と組織作りに挑戦しましょう。 土台と運営がしっかりとした組織構築 青年会議所は志高き青年が集まる理念の団体です。しかし、志と理念だけではその理想を実現することはできません。掲げた理想を着実に成果へ導くには確かな運営を担う組織と管理する部署が必要です。対外的に目に触れることはありませんが、人間の体で例えるのなら人体を動かす血流を流す心臓といえるでしょう。いかに素晴しい事業を展開しようとも、心臓部がしっかり機能しなくては実行するこができません。目に見えない活動こそが重要なのです。 毎年、きっかけは千差万別といえども志を持ち青年会議所の理念に賛同したメンバーが入会します。まずは彼らが青年会議所の理念と目的を正確に理解する部署があります。人間の体の中で例えるなら魂と言えるでしょう。なぜなら、そこで学びとったことが今後のJC活動の土台となるからです。 また、入会時に彼らがそのJC魂を深く理解し共有することが証明できる組織でなければなりません。それには、全メンバーが高崎青年会議所の理念と目的を理解し説明できることが必要です。外部に対しの会員募集だけではなく、内部に対しての青年会議所の理念と目的の理解と共有を同時におこなうことが会員拡大に繋がることになるはずです。 おわりに 青年会議所メンバーの目的は積極的変化です。自らを変え、そして同じく志を持ったメンバーに変わる機会を与えることです。その機会は万全の体制を整えていようが危機に陥っていようが自身の状況を問わずにやってきます。その機会を取るか取らないかは個人の意思に委ねられ誰も決めることはできません。しかし、失敗という結果を恐れることなくその機会を取りにいってほしい。同じ志を持った同士と言える仲間がいることを信じて積極的な挑戦を切に願います。 最後に清沢哲夫の「無常断章」にある詩を胸に刻み2010年度も全メンバーが積極的に活動してくれることを望みます。 「道」 此の道を行けば どうなるのかと 危ぶむなかれ 危ぶめば 道はなし ふみ出せば その一足が 道となる その一足が 道である わからなくても 歩いて行け 行けば わかるよ 2009年 11月18日 社団法人 高崎青年会議所 清水篤司 |