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理事長所信

  

公益社団法人 高崎青年会議所 第66代理事長 富澤 太郎
金井 裕

公益社団法人 高崎青年会議所
第66代理事長 富澤 太郎

はじめに

 1951年から始まった高崎青年会議所は2016年で創立65周年を迎えました。65年と一文で済ませてしえば簡単ではありますが、明るい豊かな社会づくりを目指す中で、会員同士の固い友情や自己成長、社会問題を的確に捉え、この地域に大きく貢献する事業の実践など、会員相互の成長や、地域の成長に対する数多く喜びがあったと思います。もちろんそれだけでは無く、様々な障害や問題もあり、その度に、先輩たちが汗と涙を流しながらも知恵と工夫で障害を乗り越えて、新たな道が生まれ、後輩たちを導いてくれる指標となってきました。そんな先輩たちとのつながりにより、今もなお、高崎青年会議所は地域に存在感を示しています。だからこそ、高崎青年会議所が65年続いてきたことの意味を、しっかりと考え行動することが大切です。先輩たちから脈々と続いてきた情熱をこれからも受け継ぎ、そして、後輩たちへと受け渡していく義務が我々にはあります。 その義務を果たす為に、今何ができるのかを模索し、ニーズを捉えながらも、時代の先端を見据え、すべてに対応できる組織をつくり上げていきます。そのためには、現状に満足することなく、果敢に自身の考え・行動を見直す必要があり、より良い形に進む為の運動を展開し、地域に示し続けていかなればりません。

 近年、地方創生をキーワードに地方から日本を牽引する動きが活発化する中で、様々な地域活性化の糸口となる考え方は生まれてきていますが、一番重要なのは、地域を実際に動かす「人の力」であると考えています。やはり、「人の力」で地方から日本全体を盛り上げていく必要があります。この高崎に於いても、JC三信条である奉仕・修練・友情のもと、青年会議所活動を展開していきましょう。

経済人として目指すもの

 地域で生活する社会人として、会社の為に、自分自身の為に、自身が住む地域の為になど、様々な場面で何をすることが最善なのかを考え、選択を迫られる時があります。そんな時、典型的な日本人らしく謙虚さが出てしまうのか、雰囲気を感じ周りと一緒にした方が良いと、流されてしまった経験が誰しもあるでしょう。これからの地域を担う我々青年世代はもっと力強く自分の考えや行動を周囲に示しましょう。それには自分自身がリーダーシップを持ちながら考え、行動していく必要があります。家庭・家族などの少人数のコミュニティから会社・地域などの大人数のコミュニティなど、どんな形にしても、誰かが先導して進まなければなりません。ただ待っているだけでは良い結果は生まれません。高崎に於いても、リーダーとなり、地域のことを考えていく人財が必要となります。良きリーダーとなるためには何が必要でどのような考え方を持つべきかを定め、発信します。

つながりが持つ可能性を広げる

 人が絆を感じる時とはどのような時でしょうか。近年希薄化してしまっている、人と人とのつながりとは何でしょうか。東日本大震災や熊本地震など、災害が起きたときにだけその重要性を感じるのでは、一過性の安心感を得るだけのものとなり、日々薄れていき、いずれ無くなってしまいます。SNSやインターネットなどの普及で単純なつながりを継続することは簡単になっていますが、薄く広くのつながりが増えてしまいます。地域の力、そこに住む人の力をもっと集結する必要があると考えます。有事以外であっても、世代を超えて人と人とのつながりを意識して生活することができれば、間違いなく地域として強固な力が生まれます。それを実現するための行動を示していきましょう。絆を大事にする地域こそ、これからの地域発展には欠かせない要素ではないでしょうか。一人ひとりが自分ごととして問題点を捉え、そして、周りと協調して地域を作り上げていく、その実践をしていきます。

選ばれるまちとなるために

 地域活性化を考える中で、そこに住まう人がいないと始まりません。高崎青年会議所では高崎の定住人口増加に必要な要素を探求・発信する運動を推進してきました。今年で高崎移住計画を発信して三年目となります。高崎は仕事の面でも、都内へ通勤できる「通勤圏」ということのみならず、商業も盛んであり、また田舎暮らしの農業も可能です。家を買うにも金銭的・建築的に、自分の理想とする家が建てることができます。そんな現実的なメリットだけでなく、単純に良い印象を持つ地域としての「イメージ」の重要性も発信しました。地域に住まうという考えに至るには、人それぞれの選ぶ理由があるはずです。 改めて選ばれるための方向性を示し、人から選ばれるまちになる必要があります。また、対東京のみだけでなく、対他地域からの広がりも考慮していかなければならないでしょう。高崎にはどのようなメリットがあるのかを探求し、客観的に人を集めることができるまちとして魅力発信の考えから、このまちに住みたいと思える、選ばれるまちになるための活動を実践していきます。

教えること、学ぶこと、共に成長しよう

 青年会議所が掲げる、明るい豊かな社会づくりは、未来を担う子どもたちへ向けての活動と言えるでしょう。単なる無関心や、「なんとなく過ごすことができているから問題ないだろう」という、他人任せが蔓延する社会では、子どもたちに悪影響を及ぼしてしまうでしょう。社会全体で子どもたちの未来のために動き、子どもたちがこの地域で経験・体験できる可能性を探ることが必要です。未来ある社会を示し、高崎だからこそできる体験をすれば、子どもたちは必ず高崎に愛着が生まれるでしょう。

 もちろん子どもだけではなく、親や周囲の人も得るものがあります。共育とは共に学び成長することです。人に何かを教えるときには、教える方も勉強になります。単に教えるといっても、どのようにしたら理解できるのであろうかと思い悩みます。伝えるだけであれば単純なことかもしれませんが、それが実際に心に響き、周囲に広げたいと思うまで伝わるかが、一番難しいことでもあります。年齢や立場など関係なく学ぶことは重要です。一つの事を様々な角度から捉える視野を持ち、単に知ることだけで満足することなく、貪欲に学び成長する必要性を推進していきます。

独自の物語、魅力伝播の推進へ

 高崎とはどんなまちなのでしょうか。よく言われるものとして「だるま」「音楽」「パスタ」などがありますが、無理に一つに集約する必要はないと思います。色々な地域の印象を形づくるなかで何かひとつだけ抜き出ているものがあると、イメージはしやすいのかもしれませんが、多くの観光資源が高崎にはたくさんあります。それをいかに誰にでも伝わりやすく見える化できるかが重要なのではないでしょうか。地域のことを考える中でのポイントとして、物語を広く掲げる必要があるでしょう。歴史などから作りだすこともありますが自ら考え出し、自身が主人公ではなく、監督となり一つの流れを作り上げるべきです。それぞれの物語をいかに伝播し推進していくかが重要です。

地域の成長は経済から

 地域の経済を考える中で現在の日本経済、世界経済の混乱の影響は少なくはありません。少しずつではありますが回復傾向にあるとは言っても、地域そして個人にまで波及はしていません。そんな中にあっても、高崎地域に於いては変化が起きてきます。高崎駅東口の高崎文化芸術センターや競馬場跡地のコンベンション施設、西口の複合施設や新体育館など、主に中心市街地に関わる経済発展の可能性は高く、しっかりと考えていく必要があるでしょう。また、それを中心市街地のみの波及に留めずに高崎経済全体に波及する展開を創造していきましょう。この困難な中でも経済発展をして、地域経済や個々の会社が伸びていく必要はあると、誰もが思っているはずです。その誰もが思っている、成長・発展をするために必要なことを創造していきます。

価値のあるJAYCEEへ

 高崎青年会議所に入会したメリットは何でしょうか。多くの人と知り合えたこと、他業種との交流が深められたこと、社会に貢献できたこと、地域の魅力を再確認できたことなど、それぞれ多くの価値観が存在します。また、事業を通じて、成功や失敗を間近で見ることができ、その場で体感できます。成功から得られる喜びも貴重な体験ですが、たとえ失敗しても、そこから生まれる成功する為の大事な糧を拾い集め、自身に吸収し、いかに周りに伝えることができるかが重要です。

 価値観は人それぞれ違うのは当たり前ですが、明るい豊かな社会づくりという永久不変な目標へ向かっていくことができれば、価値観の違いは多様性となり、広い視野を持つことができ、結果として組織力の向上へとつながります。「完璧な人間などいない、青年として足りない部分があることは決して駄目なことではない。」これから成長する余地があると考えていきましょう。足りない部分は組織の中で補完するべきであり、それができれば良いのではないでしょうか。青年らしく時には躓きながら、前を見て精一杯背伸びして進むべきです。良い部分はとことん伸ばし、地域により必要とされるJAYCEEとなる為に活動していきます。

ひとりでも多くの同志を増やす

 「継続は力なり」その言葉が一番必要になるのは、青年会議所の活動で最も重要なことである会員の拡大です。40歳までの青年会議所が今もなお継続しているのは、常に入会する同志がいるからです。多くの会員がいることで事業を大きく展開できる可能性も増え、運動の波及にも効果があります。青年会議所全体では会員減少傾向にある中、高崎青年会議所では近年、会員拡大に成功し多くのメンバーを増やすことができています。この流れを途切れさせる事無く、継続していきましょう。拡大は全メンバー一丸となり向き合いましょう。どのような魅力、メリットがあるかを、いかに発信するかが重要です。しかし、 それも一過性ではなく考えは常に変化し、その中で継続し、伝え続けて広がることもあると思います。一瞬の煌きとしての想いと、永遠に続く火種のごとき想いの同時進行で継続し、発信していきます。

発信し続ける重要性

 高崎青年会議所は公益法人格を取得してから、より多くの事業を市民に向けて展開してきました。まだ、事業自体も、高崎青年会議所自体の認知も市民目線で考えると、決して高くはないでしょう。そこで多くの人に知ってもらうように活動をしていかなければなりません。ひとつひとつの事業に対して真摯に向き合い発信していくことこそ大切であり、続けていかなければならないことです。確実なファンを作るためには事業の質の向上と広報の仕方の両面で伸ばし、常に努力を怠らず、続けることが大事であり、そうすれば青年会議所を広げることが可能です。

 我武者羅に挑戦できる青年であるからこそ、やりがいや楽しさがあり、突き進む美しさがあります。様々な価値観がある中、ただ一つ心に響けば周りに伝わり、青年会議所を知ることとなるでしょう。単純なことかもしれませんが、もっと発信し続け、魅力を感じてもらい、この地域に根付く団体である高崎青年会議所のファンを増やしていきます。

会員としての心構え

 高崎青年会議所には約150名の会員がいます。様々な業種、様々な立場の会員がひとつの目的のために活動をしています。多くの人数で活動すればするほど、その運動の広がりも大きくなります。青年会議所活動をしているならば全力で楽しむことが必要です。何をどのように楽しむかは人それぞれであり、何が楽しいと感じるかは本人の受け止め方次第です。しかし、「楽しむこと」と、「楽すること」同じ漢字でも意味が違います。楽することを選ぶとこれから間違いなく衰退してしまうでしょう。現状維持で満足してしまうと、伸びる要素がないからです。素直に楽しむべき時は思う存分に、実直にするべき時にはしっかりと、メリハリのある活動をしていきましょう。もちろん壁にぶつかる時もあるでしょう。しかし、環境の変化、心の変化、自分自身の変わりたいと思う小さな勇気に呼応して、少しずつではありますが確実に成長できるものです。たとえ今、辛く大変であっても、あとで考えてみるとその経験が成長につながり、経験できたことに感謝できるという、そんな視点を持って活動していきます。

基礎を築く

 高崎青年会議所が今日まで続いてきた最大の理由は、個人の独断で行われてきたものではなく、目的を達成するためにルールに則り計画し、活動をしてきたことに他なりません。基準をひとつ間違えてしまうだけで、組織としての価値さえも失ってしまう可能性もあるでしょう。高崎青年会議所65年間の歴史は、その時代に沿った選択をして、健全な組織となる為に変化を積み重ねてきたものです。だからこそ必要な選択を迫られた時に、しっかりと基準を定め、変化に対応できる組織にならなければいけません。

終わりに

 「初心忘るべからず」私が常に心掛けていることです。未知の経験ができると思い青年会議所の門を叩いたときの高揚感、初めて事業に関わらせてもらったときの緊張感、上手く表現できずにすべて伝えることが出来なかった悔しさ、無事に事業を終えたときの安堵感などを忘れずに、当たり前だからこそ、当たり前だと思わず気を引き締めながら、慣れ合いになることなく、常に新鮮な気持ちで活動していきます。

 青年会議所を単純に好きな理由はただ一つ、そこにいる人が魅力的で、尊敬でき、その人たちが掲げる目的に向かい、ときにぶつかり、ときに励まし合い、ときに悩み、そんな中でもひとつの目的に向かい続け、本気になれる組織であるからです。我々はこの高崎青年会議所活動を途切らさせることなく、永遠に続けなければなりません。この地域に必要とされる組織に常に進化しながら。


基本理念

 JAYCEEらしく様々な価値を共有し、個の力を集結し、自分自身・地域社会の積極的変化を求めよう。たかさきを創り上げる根源となる為に。



基本方針

1.地域に必要とされる人財の形成
2.つながりが持つ可能性を追求し、力強い地域を構築
3.高崎が選ばれるまちとなる為の行動
4.未来に向けて共に学び、成長する機会の創出
5.地域文化を探求し、新たなる視点による魅力の伝播
6.成長する都市高崎を目指す為の発信践
7.JAYCEEとしての考え方・あるべき姿を伝播


スローガン

たかさきそうぞう-見出せ!すべての可能性を



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