過去の事業
4月第一例会のご報告(2015/05/07)
第36回森とオーケストラ「愛し、愛されるオーケストラ~私たちのまちの宝物~」
日 時:2015年4月29日(水・昭和の日)10:00~14:30
会 場:群馬の森 大芝生広場
来場者:15,000人
■開催趣旨
群馬交響楽団は、戦後の暗い沈んだ時代を音楽で復興させようと「高崎市民オーケストラ」として創立された、日本初の市民楽団です。「森とオーケストラ」は、その高崎の誇りである音楽文化が、市民の暮らしの中により身近な存在となることを目指して行われてきました。このような高崎の地域特性のもと育まれてきた高崎音楽文化は、世代を経て今や特別な存在ではなくなりつつあります。高崎に住み続けるためには、高崎音楽文化を高崎市民共通の「価値」として共有する必要があるのではないでしょうか。
そこで、本事業は群馬交響楽団の音楽を体感することにより、高崎音楽文化の魅力を知っていただくことを目的として開催しました。
■はじめに
この度は、皆様のご協力のもと第36回森とオーケストラが盛大に且つ無事終了したことに感謝申し上げます。当日は晴天に恵まれ、15,000人の来場者を迎えることが出来ました。
今年36回目を迎えた「森とオーケストラ」、そして創立70周年を迎えた「群馬交響楽団」。これだけ長年にわたって継続できるのも、地域を愛して活動してきたからこそ、地域の皆様に愛されたのだと思います。そこで、テーマを「愛し、愛されるオーケストラ~私たちのまちの宝物~」と掲げました。今年は、この素晴らしい高崎の音楽文化をより多くの市民に知っていただき、体感していただきたい。そして、より多くの市民に高崎音楽文化の魅力を伝えたいとの想いで開催しました。
■事業内容
パネル展示にて「群馬交響楽団」と「森とオーケストラ」の歴史を年表にまとめ、高崎音楽文化の歴史を発信しました。さらに、この展示パネルの中から出題したクイズラリーを開催することで、子供たちが親を巻き込んで参加していただき、幅広い世代に情報発信ができました。閲覧していただいた来場者は、高崎の誇る音楽文化の魅力に魅せられたはずです。
第1部「愛し、愛されるオーケストラ~私たちのまちの宝物~」では、群馬交響楽団の演奏を楽しんでいただきました。今年は群馬交響楽団創立70周年を記念し、音楽監督の大友直人氏を指揮者に迎えました。
第2部「あなたもメイ指揮者」では事前抽選1名と当日パネル展示を閲覧し、クイズラリーに参加していただいた来場者の中から抽選で選ばれた2名、会場で挙手指名された2名の計5名が指揮をしました。そして、今年はマエストロの衣装に変身したぐんまちゃんがサプライズ出演し、会場を沸かせました。
第3部「みんなで歌おう」では今年も高崎市少年少女合唱団が出演し、みんなで歌いました。会場がひとつになって、オーケストラの魅力・音楽の楽しさを体感していただけたと思います。
演奏終了後には、森オケの人気コーナー「楽器に触れよう」を今年も開催させていただきました。今年は例年のバイオリン、ビオラ、チェロに加え、新たに打楽器が登場しました。楽器に触れて音が出る楽しさを、また楽器に触れることで伝わる音楽への感動を感じていただけたと思います。
■最後に
春の息吹を感じながら、自然のなかで家族そろって群馬交響楽団の演奏を聴きながら過ごす。このような高崎ならではの素晴らしい事業にかかわらせていただいたことに感謝致します。そして、第36回と歴史ある事業を今後も継続していくため、来年以降にしっかりと引き継ぎ、森とオーケストラが益々発展していくことを祈念申し上げ、「第36回森とオーケストラ」のご報告とさせていただきます。
ご来場いただきました皆様、ご協力いただきました企業、そして関係者の皆様、誠にありがとうございました。