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9月第二例会 次世代育成支援例会のご報告(2013/09/27)
9月20日(金)高崎市総合福祉センターたまごホールにて、9月第二例会 次世代育成支援例会を開催いたしました。
講師には陽明学研究家で作家の林田明大氏をお迎えして「江戸の日本人に学ぶ心の鍛え方」をテーマにご講演いただきました。
人は家族や学校、地域といった共同社会で生きていかなければなりません。その共同社会の中で私たちそして子供たちが、しっかりと自分を主張し、またお互いの個を尊重し助け合い、秩序を守り、共生するには道徳について考える必要があるのではないでしょうか。
林田明大氏は陽明学や江戸しぐさのルーツ、「知行合一」や「苦楽合一」といった考え方などをお話くださいました。
中でも円滑な人間関係のために江戸の商人が築き上げた江戸しぐさは、意識的に行なわれるマナーとは違い、生活の中で培われてきた知恵や生き方を踏まえて「自然にできる」ことが大事だとおっしゃいます。
委員会発表では、大人と子供が一緒に遊びながら自然に道徳を考えられる手法として「高崎『心のカルタ』」をご紹介いたしました。
このカルタは、委員会メンバーそれぞれの親や親族から教えられてきたこと、メンバー自身が自らの経験から培ってきた教訓などをまとめたものです。
「徳の道は人の道」心を鍛える道場は日常生活の中にあります。「生きていくための道しるべ」を次世代を担う子供たちに伝えるためにも、まずは私たち自身が自らを振り返り、心を鍛え、子供たちの手本となれるよう日常の中で実践していくべきなのかもしれません。
思いを発信する担当の次世代育成支援委員長 柴崎 直哉君(左)/9月第二例会 記念写真(右)